Google+ 個人向けサービス終了を決定


サービス終了よりも大きな問題


2018年10月8日、米国Google社は、 同社SNS「Google+」の個人向けサービスを、2019年8月にも終了すると発表しました。
人気の低迷を理由としていて、
”Facebookのライバルになり得るだけのけん引力を持てなかった”
とのコメントも出しています。

「Google+」はSEO対策として、サイトにSNS投稿ボタンを設置したり、ブログからの自動投稿を設定するなど、活用してきた方も多いと思います。
しかし、実質的にコミュニケーションツールとして利用している人は少なく、今回のサービス終了となってしまったのでしょう。
無料のツールって、やっぱりこうして突然なくなってしまうんですね。

しかし、それよりも大きな問題が今回の発表には含まれています。
セキュリティ上のバグにより、最大で約50万件の個人情報漏洩の可能性があるとの発表です。
具体的には、 Googleが提供しているAPIのバグで、最大で438種類 のサードパーティーのアプリケーションから、 ユーザーが公開を許可していない個人情報も 取得できる仕様になっていたというのです。
Googleの発表では、このバグについて、個人情報が悪用された形跡はないとのことですが、大きな問題はそこではないと、私は考えています。

このバグは2015年頃から存在していて、問題が発覚したのは2018年3月。
折しも、facebookの情報漏洩問題が発覚したのと同時期です。
ライバルが情報漏洩が問題になっている最中、まさか自社でも同じことが起こっているとは、言い出せなかったのでしょうか。
そう思われても仕方がないと思います。

このバグを悪用して個人情報が悪用された形跡がないからといっても、個人が公開を許可していない情報を、第三者が取得できる状態にあったのは事実。
この点について、個人情報保護の上で問題があったのは事実です。
サービスを終了することで幕引きというわけには、いかないと思いますがね…

「便利」と「危険」の表裏一体

私は、何度となくこの言葉を繰り返しています。
インターネットの普及、スマホの利用拡大によって、いつでもどこでも情報を取り入れることができ、連絡を取ることができ、買い物や振り込みもできるようになりました。
「簡単」、「便利」、「無料」の様々なサービス。
しかし、インターネット上で個人情報を登録したり掲載するということは、誰もがその情報にアクセスできる可能性があるということです。
日本の皆さんが、おそらく最も安易に利用しているLINEも、連絡先やGoogleアカウントからの個人情報など様々な情報を取得しています。 

実名公開なので個人情報の悪用はないだろうと、安全だと言われたfacebookも、情報漏洩やセキュリティの問題で揺れています。
Googleも、今回の情報漏洩問題について、問題が発覚した時点で公表しなかったという点において、私個人としては評価できるものではないと思っています。

完全無欠のセキュリティはありえないと頭の隅において、 「便利」に使ってほしい。
「便利」の裏側にある「危険」の可能性を洗い出して、納得した上で、それ以上の「便利」を求めるのなら構わない。
その向こうは地球の裏側にまでつながっていることを思い浮かべながら、 氏名欄に名前を入力し、Emailの欄にメールアドレスを入力し、カード情報欄にカード番号とセキュリティ番号を入力してほしいと思うのです。


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