WordPressなら簡単ってホント?その1

2007年には日本版が用意され、日本でも本格的に活用されるようになった WordPress。
私が WordPress に出会ったのも、ちょうどその頃です。
以来、いくつもの WordPress サイトの構築を経験させていただきました。
もちろん、このサイトも WordPress で構築しています。
そんな私から、ちょっとアドバイス。

サイト管理が簡単ってホント?

正直に申し上げますと…
初期のサイト構築、記事の投稿や編集、メニューやサイドバーのコンテンツの編集、テーマの変更など、見た目の変更や編集はカンタンです。
インストールも、WordPress の自動インストールという機能を持ったレンタルサーバーが増える中、「ボタン1つで」とか、「ドラッグ&ドロップで」とかで出来ます。
本当に簡単!

でも…
WordPress を常に安全な状態で維持・管理する事は、簡単じゃない!!

まず、WordPress でサイトを構築するには、2つの方法があります。

  1. WordPress.com を利用する。
  2. ご自身でwebサーバーを用意する(レンタルサーバーなど)。

AWordPress.com を利用する場合は、サーバーの設定や各種ソフトウェアのバージョンも、WordPress.com 側で管理してくれるので、さほど問題はないと思います。
あるとすれば、プラグイン同士の競合や、古いバージョンのプラグインによる不具合程度でしょうか。

私が、安全に維持・管理する事は、簡単じゃない!!というのは、(個人や中小企業のサイトでは、ほとんどがこのケースだと思うのですが…)Bの、ご自身でWebサーバーを用意する場合です。

以下は、WordPress で構築したサイトを、安全に維持・管理するために、最低限必要な管理項目です。

  1. WordPressの更新
  2. プラグインの更新
  3. Webデータのバックアップ
  4. データベースデータのバックアップ
  5. Webサーバーの管理
  6. PHPの更新
  7. データベースシステムの更新

それぞれについて、詳しくは、後ほどの記事で説明します。
が、まず、上記の管理項目を見て、
「何のことか、意味わからん!」と思った方。
若しくは、
そもそも、「サーバーの管理画面のパスワード、何だったっけ?」
という方は、頼れるWeb業者さんに、WordPress の維持・管理を依頼されることをおススメします。

「WordPress 本体を更新したら、サイトが真っ白になった!」
とか
「プラグインを更新したら、Warning!って英語がたくさん並んでる!」
とか、
「サーバーのPHPのバージョンを変更したら、コンテンツ部分が消えた!」
的なエラーに遭遇した経験をお持ちの方も、少なくないと思いますよ。

特にここ最近、PHP7の登場、MySQLの古いバージョンからの切り替えなど、各レンタルサーバーでもバージョンアップの動き進んでいます。
数年前に WordPress を設置したまま更新していないサイトや、何年も更新されていないプラグインを使っている場合は、要注意!
PHP7.1では、大きな変更もありましたので、古いプラグインは動かなくなるケースもあります。

ご自身で修正が出来る場合は良いのですが、修正出来ない場合は、Web作成業者さんに修正してもらわなくてはいけませんね。

そんな時のために。
Web作成業者の選び方のポイントとして、ただサイトを作成するだけではなく、メンテナンスにも対応してくれるWeb作成業者さんを選ぶことをお勧めします。

関連記事

©Oz-style