Google+個人向けサービス終了の記事でも書きましたが、個人情報の取扱いについては、その危険性を十分に理解したうえで、サイトやサービスを利用してほしいと思います。
そもそも、情報漏洩問題ってそんなに起きてるの?と思ってません?
過去に大きく報道された例としては、
- 2014年 ベネッセ
- 2015年 日本年金機構(125万件)
- 2016年 イプサ(42万件)
- 2017年 大阪大学(8.1万人)
- 2018年 プレミアム・アウトレット(43万件)
等、記憶に残っている事件もあると思います。
しか~し、これだけではありませんよ。
Wikipedia(ウィキペディア)で「個人情報漏洩」なんて検索して、「主な個人情報漏洩事件」なんて欄を見ますと、たくさん出てきます。
え?こんなにあるの?
と驚かれる方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
皆さんの個人情報は、大丈夫ですか?
Wikipedia :
個人情報漏洩 主な個人情報漏洩事件
また、下記のサイトでも、 「個人情報漏洩」に関する事件・被害の事例や記事を見ることができます。
サイバーセキュリティ.com :
個人情報漏洩事件・被害事例一覧
ITmedia :
「個人情報漏洩」関連の最新 ニュース・レビュー・解説 記事 まとめ
小規模な事件や被害は、さほど報道されていないだけで、実は頻繁に起きていますね。
深刻なものでは、利用口座やクレジットカードの番号、セキュリティ番号などの支払い情報まで、漏洩してしまっている事例もあります。
IDやメールアドレス程度なら大したことないと思っていませんか?
ハッカーにとっては、IDが分かれば、あとはパスワードを機械的に探すだけ。
IDとパスワードの両方を探し当てる作業の半分で済みます。
メールアドレスが漏洩すれば、詐欺メールやウイルスメールの送信先として利用される場合もあります。
実際には、情報漏洩を把握していても、調査中であったり、発覚を恐れたり責任逃れのために、公表に至っていない事例もあるかもしれません。
個人事業主レベルのECサイトなど、情報漏洩事態に気付いていない経営者もあるでしょう。
会員制のサイトやサービスを利用する場合は、以下のことに気を付けてください。
- 無料サービスや特典につられて、むやみに会員登録をしない。
- 本当に必要だと思ったら、パスワードをきちんと管理して、会員登録をする。
手帳などに書き留めるなどして、人目につかない場所に保管するか、パソコン上に保存する場合は、該当のファイルやフォルダにパスワードロックをかける。 - 同じIDとパスワードの組み合わせで、複数のサイトに登録しない。
情報漏洩の被害にあったIDとパスワードは、ハッカーによってリスト化され、複数のサイトでのログインを試行されます。 - 利用をしなくなったサイトやサービス、また閉鎖することがあらかじめ分かっているサイトやサービスでは、事前に退会処理を行い、個人情報の削除手続きをする。
- クレジットカード情報の登録は極力しない。
といっても現在では、クレジットカードの情報を登録しないと使えないサービスやアプリケーションソフトもありますが、よほど日常的に利用するショップでない限り、ショッピング程度ならその都度カード情報を入力するほうが、安全です。
「安全」「便利」に使うためには、その裏にある「危険」を知り、対策をすること。
まずは「危険」を知ることから始めてください。