キャッシュレス決済の便利と危険


先日の、7pay(セブンペイ)サービス終了 を受け、キャッシュレス決済・スマホ決済について、再考しました。

便利なキャッシュレス決済

オリンピック開催を目前にして、キャッシュレス化で盛り上がる日本。
確かに便利なキャッシュレス決済ですが、その種類も多種多様です。

  • 銀行小切手
  • 銀行振り込み
  • クレジットカード
  • 電子マネーなどを利用した電子決済
  • デビットカード

特に最近盛り上がっている、クレジットカードやデビットカード、電子マネーなどを利用した電子決済というカテゴリーでしょう。
PCやスマホなど端末から決済が可能で、ポイント還元制度など特典もあり、現金決済よりも便利でお得!というイメージです。
新しいサービスがどんどん登場し、サービス提供各社もユーザー獲得にやっきになっている様相です。

キャッシュレス化の最中に事件は起きた

キャッシュレス化に向けて大きく動き出した最中に、7pay(セブンペイ)の不正利用被害の問題は起きました。
被害人数808人、被害額は3861万5473円。
そして、 7pay は、2019年9月30日をもってサービスを終了します。

私が7payを選ばなかった理由

Web の世界にいる人間ですから、出来る事なら便利なサービスは積極的に利用したいと考えています。
しかし、私は当初から、7payをその選択肢に入れなかった。
何故なら、nanacoカードの利便性に問題を感じていたからです。
nanacoカードは電子決済が目的のサービスですから、コード決済の7payとは別と思うかもしれません。
しかし、 nanacoカードとアプリのポイント連携の仕様に、少々疑念がありました。

nanacoカードとアプリが連携していない。
私は、iPhoneを利用しています。
「nanacoモバイル」は、iPhone 版では提供されていません。
iPhone 版では、「残高チェッカー for nanaco card」が提供されていますが、このアプリで出来るのは、nanacoポイントの残高を参照できるだけ。
セブンイレブンでの利用を考えて、セブンイレブンアプリを導入するも、「特典はアプリで受け取り、ポイントのやり取りは nanaco カードでおこなう。」という非常に面倒な操作に見舞われ、どちらも利用を停止しました。

コード決済サービスを始めるという時に、 iPhone 版のアプリ提供がなく、 nanacoカードと決済の連携ができていない。
株式会社セブン・ペイは、その技術において未成熟であると判断しました。

念のため記しておきますが、これは、あくまで私の個人的な判断です。
アプリの利便性や連携の可不可だけが、システム自体の安全性や信頼性を決定する材料ではありません。

Tカードの利便性と比較
私はファミリーマートも良く利用します。Tカードも利用します。
Tポイントは、登録店舗が多種多様であるにもかかわらず、連携がきちんとできています。
カードとアプリを併用することもなく、常に iPhone だけで管理が可能です。
クレジット機能との連携も確立されていて、クレジットカード利用で獲得したポイントも反映され便利に使っています。
この点で、nanacoカードとの利便性の比較材料となりました。

決して、Tカードを推奨しているわけではありません。
あくまで、利便性とシステムの成熟度において、よりどちらを使いたいと思うか、私の個人的判断のうえで、比較検討の材料になったということです。

忘れてはいけない キャッシュレス決済サービスでのセキュリティ・情報漏洩問題

Tカードにも問題はありました。
令状なくレンタルやポイント履歴の情報を、捜査当局に提供(日本経済新聞記)事)
その後の悪びれないコメントにも、問題があると指摘されています。

忘れてはいけません。
PayPayでも、過去にクレジットカードの不正利用問題( Business Journal 記事)は起こっています。
この問題を受けて、PayPayではセキュリティ強化に取り組んでいます。

上記の問題を受けて、7payの利用については、ことさらに慎重になっていた自分があります。
それはそれで、正解だったと今になって思うのです。

キャンペーン「お得」にまどわされるな

日本人は、「便利」とか「お得」という言葉に弱いという印象があります。
「便利」の向こうには「リスク」も存在することを、もっと理解してほしい。

キャッシュレス化では、「便利」で「お得」な半面、個人情報やポイントやクレジットカード、銀行口座の利用履歴など、自身の消費活動の情報がサービス提供側に提供されていることも忘れずに。
キャンペーンにつられて新しいサービスにすぐに手を出すのではなく、安全性を見極め、本当に必要かどうかを考慮して、便利に使ってほしいと思います。

Webの世界にいながら、Webの世界を信用しきれずにいるという矛盾

私は、Webサービスの利用には非常に慎重です。
Webの世界にいながら、Webの世界を信用しきっていない…矛盾していますね。
「Web上にデータや情報を預けるということは、その情報やデータを利用される危険性があることを許容するということである」
と思っているからです。

新しく便利なサービスだと知っても、「いつ情報漏洩の被害にあうかもしれない、それでもこのサービスを利用したい!」と思えなければ、安易に利用登録をしません。
普段使うメールアドレスとは別に、仮登録用のメールアドレスを用意するなど、対策もしています。

Webの世界にいるからこそ、慎重になるのかもしれません。
今後も、Webの利便性と危険について、情報発信を続けていきます。
皆さんにも、自分の情報の扱いについて、もう少し慎重になってほしいと思うから。


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