WordPressなら簡単ってホント?その2

WordPressなら簡単ってホント?その1
で述べた管理項目について、詳しく説明していきます。

1.WordPressの更新

WordPress 本体のバージョンアップ。
WordPress の管理画面から、ボタン一つで実行できます。
WordPress 本体の自動更新機能が有効になっていれば、自動で更新されます。
更新作業自体は、難しくありません。
セキュリティの観点から、常に最新の状態にアップデートしておく事をおススメします。

2.プラグインの更新

利用中の各プラグインのバージョンアップ。
WordPress の管理画面から、ボタン一つで実行できます。
プラグイン同士の競合などの問題が無ければ、更新作業自体は難しくありません。
セキュリティの観点から、常に最新の状態にアップデートしておく事をおススメします。

3.Webデータのバックアップ

Webサーバー上にある、データのバックアップ。
もしもの時の為に、定期的なバックアップをおススメします。
特に、wp-content / uploads ファイルと、wp-content / themes / ○○○(現在使用しているテーマ名) ファイルは、サイトの復元に必須です。
通常は、webサーバーに接続し、データをダウンロードします。
プラグインを利用すれば、ボタン一つ、又は自動で、ダウンロード、サーバーにコピーを残すなどが可能です。

4.データベースデータのバックアップ

WordPress は、データベースシステムとして、通常はMySQLを使用します。
MySQLデータのバックアップ。
もしもの時の為に、定期的なバックアップをおススメします。
通常は、WebサーバーのMySQL管理画面から、データをダウンロードします。
プラグインを利用すれば、ボタン一つ、又は自動で、ダウンロード、サーバーにコピーを残すなどが可能です。

5.webサーバーの管理

Webサーバー、ドメインの契約・支払いの管理・サーバーの各種設定。
Webサーバー、ドメインの契約・支払いの管理については、更新日が近づけば契約サーバーから連絡が届きます。
各種設定については、開設当初に設定してしまえばその後変更することはあまりないと思いますので、ほぼ問題はないでしょう

6.PHPの更新

WebサーバのPHPのバージョンの管理。
通常はレンタルサーバーの管理画面から行います。
サーバーの仕様や機能によって、利用できるバージョンも手順も様々。設定方法も違います。
しかも、WordPress の本体やプラグインのバージョンにも関係する項目です。
適切に対処できなければ、サイトが表示されないなど、エラーを引き起こす場合もあります。

7.データベースシステムの更新

通常は、データベースシステムとして、MySQLを使用します。
WebサーバのMySQL のバージョンアップ。
WordPress の本体やプラグインにも関係する項目です。
通常はレンタルサーバーの管理画面から行います。
サーバーの仕様や機能によって、利用できるバージョンも手順も様々。設定方法も違います。
適切に対処できなければ、サイトが表示されないなど、エラーを引き起こす場合もあります。

サイトにエラーが表示されたり、サイト自体がうまく表示されないなど、大きな問題を引き起こす原因となり得るのは、上記です。
PHP や MySQL のバージョンアップでは、その動作やセキュリティ問題にに対応するため、大幅な変更を伴う場合があります。
その変更に対処できない、古いバージョンのテーマやプラグインを利用していた場合など、サイトにエラーが表示されたり、特定の機能に不具合が発生する場合があります。

WordPress で構築したサイトを、本当に安全に維持・管理していくためには、WordPress の仕組みについてはもちろん、PHP、データベース、Webサーバーなど、いろいろな知識が必要だと思います。
何度も言いますが、
WordPress を常に安全な状態で維持・管理する事は、簡単じゃない!!と思うのです。

私が過去に遭遇した不具合について、原因や対処法など、今後の記事で掲載していきたいと思います。

関連記事

©Oz-style